学習障害ディスレクシア

2021/11/18


ディスレクシアといえば、ハリウッド俳優のトム・クルーズが有名だと思います。ディスレクシアとは、知的に問題はないものの、読み書きに著しい困難をもつ症状のことです。日本でも人口の5~8%ほどがディスレクシアなのだそうで、その数字の多さに驚きました。認定NPO法人EDGE

NHK Eテレで、書くことが極端に苦手という学習障害がある子どもが慶応大学に進学して頑張っているという番組がありました。NHK福祉情報サイト ハートネット

母親は幼い頃に字が書けない自分の子どもに対して理解ができず、何度も何度も特訓のような練習をさせ続けたそうです。それでも全く改善せず、子ども自身にも大きな精神的負担となっていたようです。目で見て明らかな障害であれば理解しやすいですが、ディスレクシアは周りからはわかりづらいものであり、母親の対応は子どもの将来を考えて
ほとんどの親がとってしまう対応だと思います。それでも、子どもの将来のためといいながらも実際は自分の価値観を押し付けて子どもに負担をかけてしまっていることに気づき、小学生の時に無理強いをすることをやめたそうです。もちろんそれで問題が解決するわけではないので母親は不安でいっぱいだったようですが、一方、子どもにとっては理解してくれる人ができたという喜びでいっぱいだったようです。

その後は、ある時、iPadを使用する機会があり、タブレットであれば文字を書く必要がなく入力だけなので、それからはノートとして使用したり作文を書いたりすることができるようになったようです。タブレットによって、書くという作業が飛躍的に楽になったようです。
当初はタブレットを学校で使用することは一般的ではなかったのでなかなか学校での使用を認めてもらえなかったようですが、認めてもらった後は、もともと知的に問題があるわけではないので、成績も一気に伸びたそうです。

最近はテレビ等で発達障害がよく取り上げられていますが、ディスレクシアを含め発達障害は周りからの理解を得るのが難しいことが問題になっています。

日本では2021年の第204回通常国会において改正 障害者差別解消法が成立し、行政・民間事業者に合理的配慮が法的義務化されることになりました。これには、障害を理由とした差別的な取り扱いを禁止することはもちろん、障害者から社会的障壁を取り除いてほしいという意思表明があった際には多大な負担にならないとき限り、合理的な配慮をしなくてはならないということが定められています。

どのような人も受け入れられる社会を目指すことが何より大事だと思います。
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