和歌山)高校生が休校延長求めネットで署名集め

2020/04/09



コロナウイルスの影響で、休校になっている地域もありますが、和歌山では、高校生が、感染防止対策のため休校を延長するようネットで署名を集めて活動をしているそうです。
 
(朝日デジタル新聞2020年4月7日抜粋)

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和歌山県立高校に通う高校生2人が新型コロナウイルスの感染防止対策の休校期間の延長を求めてインターネット上で署名を集めた。兵庫県内の高校生たちの同様の活動に触発されたといい、2日間で約500人分の署名が集まり、県教委に7日、署名と陳情書を提出した。県内の感染拡大を受け、県教委は休校を12日まで延長しているが、2人は事態が落ち着かなければ署名の再開も視野に入れている。

 署名活動に取り組んだのは県立高校2年の女子生徒2人。きっかけは新学期が迫った4日、女子生徒が自身のインスタグラムで学校を再開してほしいかアンケートを募ったことから。回答をした約40人のうち9割が「してほしくない」と回答し、あわせて「通学(主に電車)が怖い」「学校で3密状態を避けることは不可能」「再開して感染拡大させてお年寄りにうつして命なくなること以上に悲しいことない」といったコメントが寄せられた。

 2人は兵庫県内の複数の県立高校の2年生7人が、ネットで休校延長を求める署名活動に取り組み、反響を呼んでいることを知った。「私たちもできるんじゃないかと思った」。5日にネットの署名サイト「Change.org」のページを2人で立ち上げ、ツイッターでも情報発信するなど活動を始めた。

 ツイッターには賛意を示すコメントが数多く寄せられ、署名も6日夜までに約500人分集まった。女子生徒は「思ったより反響が早くてびっくりした。同じ思いの人が多いんだとわかった」と振り返る。

 兵庫県では提出時点で約1万6千人分の署名が集まった。女子生徒は「そもそも感染者数が違うし、和歌山だったらまだ大丈夫と思う気持ちはわかる」とするも、「大阪から和歌山に通勤する人もいる中、電車通学の生徒は多い」と懸念。「もっと危機感を持ってほしい。そのためにも、色んな人たちに取り組みのことを知ってもらいたい」と話した。(滝沢貴大)


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指示を待つだけでなく、インターネットというツールを使って、自分から行動をし、行政に働きかけるという積極性はとても素晴らしいですね。



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